2011/01/09

MDR-E888LP レビュー

このところATH-PRO700MK2を使うことが多かったのですが、
ちょっと棚の中を整理していたらこいつが出てきたので
ちょこちょこ使っています。


















(画像引用 ソニー公式サイト)


MDR-E888LPです。
発売開始は1997年で今なお現役モデルという超名作です。
購入は多分2009年くらい。
100時間くらいは鳴らしていると思います。

見た目はシルバーと黒を基調としたソニーのインイヤーの極々標準的なデザイン。
ちなみに値段は定価で8,400円と結構いい値段です。
飽きのこないデザインと言えば聞こえはいいですが、AKGやオーテクあたりのインイヤーと
比べるとデザイン面では明らかに劣ります。
このイヤホンは振動板にバイオセルロースという植物からとれる繊維を押し固めたもの(だったかな?)を
使用していて、それがどのような音質にどんな影響を与えているのかはよく分からないんですが、
なかなかいい音を奏でます。

・音のバランス
 これはなかなかフラットな音。ややドンシャリ傾向。中高音はキレイにでていますが
 何やら薄ーい膜がかかったようにやや籠って聞こえます。低音は出ていないように
 言われることがありますが、耳にキレイにはまればかなりの量が出ています。

・音質
 このイヤホン特有の乾いた音ですが、音質自体は良いと思います。
 特に、
  カナル型が苦手な人
  DAP標準のイヤホンからの買い替え
  1万円以下に収めたい人
 にはベストチョイスだと思います。

 ロック系は元気良く聴こえるというよりはセクシーな感じに聴こえます。
 打ち込み系の音よりもアコギのような弦楽器の音が得意だと感じました。 

・装着感
 NUDEの名に恥じない装着感。すごく軽いです。

・遮音性/音漏れ
 開放型なので遮音性は期待できません。
 音漏れは標準的な音量で聴いていれば電車内でも大丈夫だと思います。
 ただ、基本的に高音がシャカシャカ漏れてますから、満員電車や図書館はムリ。

・携帯性
 8,400円のイヤホンにあるまじきダサダサのキャリングケースが付属しています。
 ケースの使い勝手は微妙。皮の巾着でもつけてくれたほうが良かったのに。
 
・総評
 ネガティブな要素もいくつか書きましたが、総合的には好印象なイヤホンです。
 特にカナル型が苦手な方には避けて通れないイヤホンだと思います。
 最近は値段も下がって5000円台で売ってたりしますのでコストパフォーマンスも
 非常に高いです。
 特にiPod標準のイヤホンからのステップアップにオススメ。

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